人のことが気になる・・・それって自分への愛情不足なのかも

ココロとカラダ

ブログをご覧いただきありがとうございます。
心理カウンセラー・セラピストの 杉山つぐみ です。

雨降りが続いています。
春の気配もすぐそこまで感じられるのに、なかなか手が届かない・・・
そんなもどかしさを感じる毎日です。

さて、今日は、「人の行動が気になりイライラしてしまう」時のお話です。
夫、子供、職場の人、ママ友・・・
その言動が気になり、イライラしてしまうことありますよね?
私も、よくあります。
イライラするだけで済ますことができず、つい、文句を言ってしまうことも・・・

そんな時、私たちの内側ではどんなことが起こっているのでしょう?
それは、自律神経の「戦う」モードである交感神経が優位になり、外側に意識が向いている状態です。
交感神経が優位になっている状態は、動物に喩えたら獲物を獲ろうと狙っている、あるいは、闘っている状態とも言えます。
そのため、目を大きく見開き、視野を狭くしターゲットに狙いを定めます。
また、耳を澄ましかすかな音も聞き逃さないようにしたり、全身に力を入れ緊張状態になります。
(こんな状態に心当たりはありませんか?)


そんな時の思考や感情はどうなるでしょう?
〜すべき」、「ダメ」、「ちゃんと」、「許さない」・・・などが私たちの頭の中を占領すことが想像つきますよね。
時には、頭の中だけでは済まされず、相手のことを責めてしまったりという「行動」に出てしまうこともあります。

でも、心や体が戦うモードになる時の本当の目的は、「自分を守りたいから」なのです。
私たちの自律神経は、24時間、自分の意思とは無関係に、活動する時も、休息する時も働いてくれています。
そして、危険な状況を察知すると、戦うモードに、時にはその戦うモードにブレーキをかけたり、仲間や自然とつながりリラックスするモードになります。


つまり、戦うモードに切り替わってしまうということは、何らかの刺激を自律神経が認識し、本人の意思とは関係なく、「危険だから戦わなくちゃ!」となっている状態ということになります。
大事なこと、大事な人、大切にしたい価値観や想いを守りたい・・・本当は、ただそれだけなのです。

でも、外にばかり意識が向いてしまている時は、「自分」に目が向いていないということですよね。
抱えているいろんな想いがあるはずなのに、そこに気づいていない・・・そんな状態です。
なんだか最近、家族にイライラする、あの人の行動が気になって仕方ない、そんな時は、自分への優しさが足りていないサインかもしれません。

まずは、自分が今どんな状態にあるのか気づくだけでも自分への優しさです。
人の行動が気になりイライラした時こそ、自分へ優しさを向けるチャンスかもしれせんね。


それでは、今日も一日、ココロもカラダも笑顔で過ごせますように♪

カウンセリングオフィスSORA
   杉山つぐみ





コメント