自分のストレスに気づいていますか?

ココロとカラダ

ブログをご覧いただきありがとうございます。
心理カウンセラー 杉山つぐみ です。

先日、スクールカウンセラーをしている学校で「心の授業」をさせていただきました。
その中で、「ストレス」についても触れたのですが、ストレスって知られているようで意外と知られていないこともあることに改めて気づきました。


今日はストレスについてのお話です。


ストレスという言葉・・・
もはや耳にしない日はないのでは??というくらい、よく耳にする言葉ですよね。
なんと、日本で一番使用されている外来語(カタカナ)なのだそうです。
日本人とは切っても切れない言葉だということが想像できてしまうのですが、意外と知られていないこともあるんですよね。

ストレスは、もともとは物理学の言葉で、「物体の外側からなんらかの圧力が加わり歪んでいる状態」を意味します。
これを人の心に置き換えると、外部から何らかの圧力や刺激を受け生じる緊張状態と表すことができます。
この「何らかの圧力や刺激」というのは、気温の変化や騒音だったり、悪臭や花粉だったり物理的なものや化学的なものから、人間関係や病気や怪我、仕事など様々なことが要因として上がることはすでに皆さんご存知かと思います。



こうして書き出すと、大変なことや辛いことなどネガティブなことがストレスの要因になっているように感じますよね。
でも、実は、嬉しいことや楽しい出来事もストレスの要因になるということは意外と知られていないのです。
進学や就職、結婚や出産なども実は知らず知らずのうちに私たちにとって大きな刺激になっているんですよね。
嬉しいことや楽しいことは、その渦中にある時には気づかれにくいのですが、後からになって心身の疲れとして自覚されることがよくあります。


大事なのは、自分のストレスサインを知ることです。
最近、イライラすることが増えてきた、なんだか疲れやすい、肩こりや腰痛がひどくなってきた・・・などココロのサインだけではなくカラダのサインとして現れることもたくさんあります。

ところが、こうしたサインがストレスのサインとして気づかれないこともあるのです。
自分の頑張りが足りないからとか、怠けているというように自分のせいにしてしまい、さらに自分を頑張らせてしまうことがよくあるのです。

最初は小さなストレスでもストレスはストレスです。
ケアしないとどんどん溜まっていくのです。
頑張りや努力でストレスは決して解消されないということを知っておいてほしいなと思います。

もちろん、小さいストレスのうちは自分でケアすることで元の状態に戻ることはできますが、時には専門家に頼った方が早く解消できるケースもあります。
それは決して自分の弱さや甘えではなく、自分への優しさなのです。




それでは、今日も一日、ココロとカラダが笑顔で過ごせますように♪

カウンセリングオフィス SORA
     杉山つぐみ

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