自分さえ我慢すればいい・・・本当にそれでいいの?

ココロのこと

タイトルを読んでドキッとされた方もいるのではないでしょうか?
他者から攻撃をされて、誰にも言えずに苦しんでる方にぜひ読んでいただけたらと思います。

私たちのほとんどは、家庭や学校、そのほかの場所で
「みんなと仲良くしなければならない」とか、
「相手の良いところを見つけよう」ということを刷り込まれて成長してきていますよね。

そのため、誰かに攻撃されたときに、
それは、必ずしもい身体的な攻撃だけではなく、心理的な攻撃を受けた場合にも、
「私が悪いからこんな目に遭ってしまう」あるいは、「私さえ我慢すればうまくいく」と自分を犠牲にする方法を選んでしまいがちです。
また、「私を攻撃するあの人にもきっといいところはあるはず」と無理に相手の良いところを見つけようとして、自分を納得させようとする場合があります。


私が悪いから、自分さえ我慢すれば・・・と我慢し続けることは、「人から攻撃されるエネルギー」を増加させてしまいます。
その結果、何が起きるかというと攻撃する人は、相手を攻撃することを益々やめられなくなってしまうのです。

とても悲しい連鎖ですよね。

残念ながら、いじめやパワハラ、虐待やDVなど、子供から大人に至るまで、そして、家庭から学校、職場などあらゆる場において、それが起こっているのです。

他者を身体的にも心理的にも攻撃する人に「良いところ」なんて絶対にありません。
決して、相手を憎むとか、同じ目に遭わせてやろうとか、そんなことではなく、まずは、「あの人は私に嫌なことをするひどい人間」なのだということを認めましょう。
そして、今ある状況は、決してあなたのせいではないということに気づいてほしいなと思います。

私は、長年、ココロについて学んできましたが、いまだに、みんなと仲良くなんてできないし、
相手の良いところを見つけられないこともあります。
以前は、ココロのことを学んでいるのに、「ダメな自分」と思ったこともありましたが、
人間なので日々、色んな感情が沸き上がるので、無理なものは無理なんです。
そこを否定するのではなく、そんな自分を受け入れるほうが、ずっと楽なのです。


もし、タイトルにあるように、「自分さえ我慢すれば…」と思っている方がいたら、あなたは悪くないし、我慢することなんてないんだよということを覚えておいてほしいなと思います。
大切なのは、現状を我慢することではなく、安心安全の場に自分の身を置くことなのです。

今日も一日、ココロとカラダが笑顔で過ごせますように!

杉山 つぐみ













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