理解してくれる人がいるだけで頑張れる

ココロとカラダ

ブログをご覧いただいありがとうございます。
心理カウンセラー杉山つぐみです。

毎日暑い日が続いていますね。
私が住む北部九州も梅雨入りしました。
暑さと湿度・・・
北海道で生まれ育った私にとって、梅雨はカラダもココロも結構ダメージを受ける時期でもあります。
北海道を離れ、10年近く経ちますが、梅雨の時期の過ごしにくさには、未だ慣れません。

でも、「過ごしにくい時期に突入か・・・」と思う反面、その時期をどうやって過ごしたらいいのかを考えることって大事だなと思うのです。
人生も同じです。
楽しい時もあれば辛い時もあり、いつも同じではない。
辛い時があるから楽しい時を存分に楽しむこともできるし感謝もできる。
そして、どうやったら辛い時期から抜け出せるのか、快適に過ごせるのかを模索しますよね。
自分にとって快適なものを上手に見つけられることが、生きづらさを手放したり、楽に生きられるようになるためのヒントかもしれませんね。

ちなみに、私は今年は、アロマの力を借りて梅雨時期を乗り切りたいと思っています。

カウンセリングのお仕事をしている中で、クライアントさんの生きづらさや苦しみはトラウマからくるのか、それとも発達障害なのかと思う場面がよくあります。
もちろん、発達障害の診断がついている方もいらっしゃいますが、生きづらさを抱えているからといって発達の検査を受ける方はそう多くはありません。
なので、ご本人の生きづらさがトラウマからきているのか、それとも生まれながらの障害なのかはっきりしないケースがよくあります。

いつもブログでもお伝えしているのですが、トラウマの原因をセッションの中で深掘りしたりすることはないのですが、自身の生きづらさの理由を知ることは、自分を責めない、優しさを向けるためには必要なことだと思っています。
でも、発達障害の特性(対人不安や感情コントロールの難しさ)はトラウマの原因に、逆にトラウマは発達障害に似た症状を呈するので、「どっちが先か」問題になっていきます。
そしてどちらも同時発生するし、相互作用するとも言われているため、ますます周囲には理解されにくいし、本人も自分がよくわからない状態になってしまうのだと言えます。

そんな時に、医療やカウンセリングなど適切な支援に繋がることができたらいいのでしょうが、必ずしもそうはいかない現状もありますよね。
そのような状況の中で、苦しんでいる当事者にとって最大の味方は、「良き理解者がいる」ことなのです。
これは、知識が豊富とか技術が高いこととは無関係のこと。

本当はうまく人と関わりたいのに関われない
いつも穏やか過ごしたいのに感情が爆発してしまう
やるべきことをサクサクこなしたいのに、忘れてしまったり、必要以上に時間がかかってしまう

そんな苦しさを理解してくれる、ただわかってくれる人の存在が必要なのです。

また、辛い思いをしている当事者を前にして、自分の無力感を感じる方も意外に多いかもしれません。でも、何もできなくても「理解」してあげるだけで十分なのです。
本人の特性や症状によって一番困っているのは誰なのかを知ろうとすること、
特性や症状は本人の一部であって全体ではないことを知ろうとすること、
これが理解につながっていくのです。

そしてもう一つ大事なことは、ケアする側の神経系が落ち着いていること
私たちの神経系の状態は伝わっていくきます。
イライラしている人のそばいるとだんだん自分も落ち着かなくなってイライラしてきたり、
逆に穏やかな人のそばにいると自分もホッとした経験があるのではないでしょうか?
このようにその人の持つ神経系は周囲に広がっていくものです。
ケアする人の神経系が落ち着いていることこそが苦しんでいる人を理解していく上で重要な要素なのです。

家庭においても、教育や医療の場においても、ケアする側もされる側も安心して繋がれる・・・
これが、理解を深めるための最初の一歩かもしれませんね。

それでは、今日も一日、ココロもカラダも笑顔でお過ごしください🎶

カウンセリングオフィスSORA
    杉山つぐみ

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