人への攻撃がやめられない

ココロとカラダ

ブログをご覧いただきありがとうございます。
心理カウンセラー すぎやまつぐみ です。

皆さんの周り・・・
職場でも、家庭内でも、すぐに相手を攻撃してくる人はいませんか?
まるで相手の粗探しをして、そこを突くような・・・
例えば職場であれば、そのような人が一人いるだけで職場の雰囲気がガラッと変わってしまいますよね。

相手を攻撃する心理というのは、実は、自分の自尊心の低さ相手との関係性を維持することへの不安に耐えられないことにより生じる行動と言われています。
つまり、相手を攻撃して支配しようとすることで序列関係を維持しようとする・・・といったところでしょうか?

極端なケースでは、DVの加害者がわかりやすいかもしれませんね。
実際の暴力による攻撃までいかなくても、言葉や態度で相手を攻撃する人は意外といるのではないでしょうか?

私たちのココロとカラダは繋がっています。
そのため、ココロの部分だけに働きかけて、その人のことをどうにかしようとしても、なかなか難しいのです。
考え方を変えようとしても簡単には変わりません。

私たちの神経系は、安全を感じる環境下では、一人でリラックスしたり、誰かと一緒に楽しむための自律神経が機能します。
しかし、逆に安全ではないと感じる環境下では、自律神経の交感神経を過度に緊張させ、攻撃的になったり、あるいは、副交感神経の背足迷走神経が過度に働き、凍りつくことで人との関わりを絶ったりするのです。
相手に対して攻撃的になる人は、まさに前者のタイプですね。
つまり、カラダが相手を攻撃するモードになっているということです。
(だからココロの部分だけをどうにかしようとしてもどうにもならないのです。)

では、周囲はどのように関わったらいいのでしょうか?
それは、できるだけそこに「巻き込まれない」ということです。
私たちの神経系は、相手に伝わっていくと言われています。
怒っている人のそばにいると自分までイライラしてくることありませんか?
あるいは、逆に、穏やかに楽しそうにしている人のそばでは、自分も穏やかにニコニコしてくることもありますよね。
このように、私たちの神経系はお互いの神経系に影響を与えることができるのです。
もし、自分が巻き込まれることなく穏やかでいることができたら、相手にも伝わっていくのです。

ただし、DVなどによる暴力の場合は別ですよ!
すぐに、逃げて、助けを求めて下さい。


私が、日頃から「自分を整える」ことの大切さをお伝えしている理由はここにあるのです。

そして・・・

もし、このブログを読んでくださっている方の中に、ご自身が、つい攻撃的になってしまうことで悩んでいる方がいらっしゃったら、それは、あなただけの責任ではないのです。
これまで生きてきた中で、そうならざるを得ない何かがあったはずなのです。
それは、過去の傷つき体験だったかもしれません。
そんな自分を癒してあげることで、ココロもカラダも変わっていけるのです。
でも、それは、時には辛くて苦しい作業になるかもしれません。
そんな時には専門家の力を借りることも選択肢の中にあることを知っておいてほしいなと思います。

みんなが自分にも相手にも優しくできる・・・
そんな関係性を築いていけるといいですよね。


それでは、今日も一日、ココロもカラダも笑顔でお過ごしください🎵

カウンセリングオフィスSORA
   すぎやまつぐみ 

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