自分らしく生きる・・・
これって、人生におけるとても大きなテーマですよね。
カウンセリングを受けてくださる方の悩みを突き詰めていくと、最終的にはここにたどりつきます。
そして、それは、支援者である私にとっても同じです。
私自身も、幼い頃から「生きづらさ」を抱えて生きてきました。
本来の自分という感覚がよくわからず、自分の軸が定まっていないと感じることがよくありました。
そのため、他人と深く関わることに恐れがあり、また、パートナーシップや子育てでも常に迷っていたように思います。
「これでいいのだろうか?」という疑問が頭を離れず、自分を信じられない日々が続きました。
ココロの中には常に不安があり、どこかで「自分を出してはいけない」という思いや「どうせわかってなんかもらえない」という思いが強く働いていたのです。
でも、ふと気づくと「本当の私はどう生きたいんだろう?」という疑問が胸に浮かび、少しずつ自分も変わっていきたいと思うようになりました。
私がこんなふうに生きづらさを感じるようになったのは、いわゆる「機能不全家族」で育ったからだと思います。
家庭の中で自分を表現することができず、「誰かのために我慢する」ことが
当たり前だと思い込んでいました。
そして、ココロのことを学ぶようになったとき、親との関係において、愛情がうまく伝わらなかったことが影響し、「愛着そのものに問題を抱えていた」という事実を認識するようになったのです。
このような家庭環境では、自分の気持ちを押し殺し、他人の期待に応えることが「正しい」と思うようになります。
その結果、自分の気持ちや欲求を表に出すことが苦手になり、「本来の自分」がわからなくなってしまうのです。
このような経験を持つ人は意外と多く、似たような悩みを抱えている人もいるかもしれません。
私が少しずつ楽になり始めたのは、ココロについて学び始めたときからでした。
トラウマや身体心理学、そして自分を見つめ直すプロセスに取り組むことで、「私が生きづらさを感じる理由」が少しずつ見えてきたのです。
「知ること」は、生きづらさを手放すための第一歩です。
例えば、ココロについての本を読んだり、他の人の体験談を聞いたりすることで、「私だけではないんだ」と感じ、気持ちが少し軽くなることってありませんか?
でも、長年、カウンセリングを受けることについてはすごく抵抗がありました。
自分の気持ちを他人に知られたくなかったし、どこかで「強くいなくちゃいけない」と思い込んでいたからです。
しかし、少しずつでも他者の助けを借りることを許可し、自分の思いを表現してみると、驚くほどココロが軽くなることに気づきました。
もちろん、すぐにすべてが解決するわけではありません。
けれども、ほんの小さなステップからでいいのです。
「自分が何を感じているのか」を知り、「その気持ちを大事にしていい」と許可することで、少しずつ自分に近づくことができるのです。
今、もし「本来の自分って何だろう?」と悩んでいる方がいるなら、
どうか自分を責めずに、少しずつ自分と向き合うことを始めてみてください。
今感じている生きづらさや違和感は、決してあなただけのものではありません。
もしかすると、私と同じように、幼い頃に自分の本音を押し殺してしまったのかもしれません。
でも、大人になった今だからこそ、「本来の自分を取り戻す」ことができるのです。
自分らしく生きる道は、すぐに見つかるものではないかもしれませんが、
一歩ずつその答えを探していくことができるはずです。
もしあなたも同じように悩んでいるなら、ぜひ一緒に『自分らしい生き方』を探していきませんか?
それでは、今日も一日、ココロもカラダも笑顔でお過ごしください🎶
カウンセリングオフィスSORA
杉山つぐみ
コメント